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巡礼の紹介と方法 | サウジ.jp
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メッカ巡礼

巡礼の紹介と方法

義務としての巡礼
巡礼はイスラム教徒に課された五つの義務の一つであり、ムスリムにとって巡礼は果たさなければならない約束のひとつである。病気の者、経済的に余裕のない者は巡礼をしなくても構わず、強制的な意味合いは薄い。
一生のうちに少なくとも一度すればよいというのが、イスラーム法の定めである。
メッカがイスラーム共同体の中心であるとのムスリムの熱き思いがこめられているが、メッカに行くことは距離的にも時間的にも、また費用の点でも簡単ではないため、義務といっても巡礼を実際に行える人の数は限られている。
2016年、世界のムスリムの総人口約18億人に対して年間の巡礼者は186万人であり、そのうちサウジ国外からの巡礼者は132万人で国内からの巡礼者は53万人いる。

巡拝の方法
巡礼とはメッカのカーバ神殿をめざし、これに加えてメッカの東20kmほどの地域に点在する複数の別の聖地への巡拝もあわせて行う事である。
巡礼大祭は諸聖地を訪れる時期が毎年ヒジュラ太陰暦の12月8~10日と決められており、その時期以外は正式の巡礼、すなわちハッジ(大巡礼) とは見なされず、義務とは関係ない単なる小巡礼(ウムラ)の扱いとなる。
まず巡礼者は12月7日までにカーバ神殿に行き、その周りを7度左方向に回って神に挨拶し、次いで聖モスクに隣接してある二つの丘の間を早足で駆ける儀礼を行う。
8日を迎えると一斉に図のように東のアラファートに向かって移動をはじめ、9日の正午までにアラファトに到着し、ラフマ山に出かけ「ラッバイカ」と叫びながら神への赦しを請う立礼(ウクーフ)を行う。これが巡礼大祭のクライマックスである。
その後ミナーまで戻り、10日に「石投げの儀礼」を行った後、犠牲祭を祝う。ミナーの柱への投石の儀は、イシュマエルの犠牲を諦めさせようと囁いた悪魔の誘惑を拒絶したアブラハムを模倣するものである。
このようにイスラームの巡礼は複数の聖地を巡り歩く一連の複合的な儀礼からなるものである。

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ナイフ アルタルヒ
アルタルヒ ナイフ

日サ関係コンサルタント。サウジアラビア出身、2007年に来日し、日本語学校を2年、東海大学工学部で4年で卒業し、2011年に世界最大級のソーラーカーレースのワールド・ソーラー・チャレンジ(WSC)で、チーム一員として参加し優勝。卒業後にIT企業の富士ソフト株式会社にて3年間システムエンジニアとして勤め、国際戦略チームとして1年間の経歴があり、会社では同時通訳、翻訳の仕事の経験がある。2016年にサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン副皇太子が来日した時と2017年にサウジアラビアのサルマン国王が来日した時に通訳と管理の経験がある。