Top
サウジ豆知識 農業と水 2/4 農業における成果 | サウジ.jp
fade
4022
post-template-default,single,single-post,postid-4022,single-format-standard,eltd-core-1.0,flow-ver-1.3.4,,eltd-smooth-page-transitions,ajax,eltd-grid-1300,eltd-blog-installed,page-template-blog-standard,eltd-header-vertical,eltd-sticky-header-on-scroll-up,eltd-default-mobile-header,eltd-sticky-up-mobile-header,eltd-dropdown-default,wpb-js-composer js-comp-ver-4.12.1,vc_responsive
サウジ緑 葉っぱ

サウジ豆知識 農業と水 2/4 農業における成果

王国における本格的な農業の発展は1970年代に始まった。政府は、現代的な耕作技術の普及を目指し、広範なプログラムを開始した。農村部に道路、灌漑網、貯蔵および輸出施設が建設され、農業研究および訓練機関の支援が行われた。結果として、あらゆる基礎食料の生産において驚異的な成長がもたらされた。相当量の食肉、牛乳や卵の生産を誇るサウジアラビアは、今や多数の食品において完全な自給自足を達成している。

食料生産の増加に比例し、食料輸入は減少した。実際に、サウジアラビアは現在、デーツ、乳製品、卵、魚類、家禽類、野菜や花卉を世界中の市場へ輸出している。乳製品、食肉、家禽類や卵の集約的な生産は全て同プログラムの初期に開始されたものであり、1985年までには、現地の農場は既にそれまで輸入に頼っていた多くの食品の国内供給を充足するようになった。現在、王国は中東で最も現代的で大規模な酪農場を擁している。牛乳の生産量は年率牛一頭あたり1,800ガロンであり、世界有数の非常に高い生産性を誇る。伝統的な沖合漁業を通じた魚類の生産量が一貫して増加傾向にある一方で、王国は漁獲量を更に増加させ、民間投資を拡大するための様々な方法を模索してきた。

政府の支援を受けた民間セクターが投資対象としている新たな分野のひとつが養殖業だ。海中の檻または沖合のタンクを用いる養魚場の数は着実に増加している。その大半がサウジアラビアの紅海沿岸に位置している。とりわけ、海老の養殖は大きな成功を収めてきた。例えば、国営海老養殖企業であるアル・ルビアン社は、ジェッダ南部にサウジ人水中生物学者と海洋技術者らが管理する養殖場を抱えている。人気の高いブラックタイガーを始めとして、同社の海老は、主に米国と日本へ輸出されている。

王国が成し遂げた農業上の成果のうち最も劇的で、世界的にも名高いのが、小麦の輸入国から輸出国への急速な転換である。同国では1978年に最初の穀物サイロが建設された。1984年までに同国は小麦の自給自足を達成した。その後間もなく、サウジアラビアは中国および旧ソ連を含むおよそ30か国への小麦の輸出を開始し、タブーク、ハーイルおよびカシムといった主要生産地域での平均収量は1エーカー当たり3.6トンに達した。更に、サウジの農家は、大麦、モロコシ類、雑穀といった他の穀物についても相当量を生産している。現在では、貴重な水資源の保全のため、小麦その他の穀物の生産は大幅に減らされている。

しかしながら、王国は、農業技術および農家と都市部の消費者を繋ぐ道路の双方の改善を通じて果物や野菜の生産を新たに発展させてきた。サウジアラビアは近隣諸国に対する果物や野菜の主要な輸出国である。最も生産量の多い品目は西瓜、ぶどう、柑橘類、玉葱、南瓜やトマト等である。降水量の多い同国南西部に位置するジーザーンでは、アル・ヒクマー研究ステーションでパイナップル、ポーポー、バナナ、マンゴやグアバ等の熱帯果物が栽培されている。

こうした農業の転換により、何世代か前には想像もしえなかった多彩な地元産食品が供給されるようになり、同国の伝統的な食事は姿を変えた。デーツは未だに重要な補食のひとつではあるものの、もはやサウジアラビア人の食事に欠かせない品目ではない。およそ50万トンと見られ、450種ほどを数えるデーツの年間生産量の大半は、国際人道援助として利用される。

アハサーに所在する工場をはじめとするいくつかの工場は、専ら外国支援を目的としたデーツ生産に従事しており、主に国際連合食糧農業機関(FAO)傘下の世界食糧計画(WFP)を通じて毎年数万トンのデーツを飢饉と食糧不足の緩和のために寄付している。WFPを通じてサウジアラビアの食糧援助から直接恩恵を受けた国々は多く、同プログラムにおいて、王国は米国に次ぐ貢献を果たしている。

出典 サウジアラビア大使館(米国)

Print Friendly
sauji.jp 運営スタッフ
sauji.jp 運営スタッフ

特定な執筆者ではなく、あらゆる出典から集めて翻訳した記事や、連携先からもらって翻訳した記事を運営スタッフとして表示している。